グロック26ADBANCE
2004年4月13日 趣味
アドヴァンセ、ではない。
ぐろっくにーろくあどばんす
とか呼んでもらえると良いのではないか。
まず最初に言っておくと、G26ADVという拳銃は、現実の世界には存在しない。
一般にグロック○○と呼ばれる拳銃群は「ポリマー(いわゆるプラスチック)のフレームを採用している」というのが最大の※1特徴で、おかげで安く、軽く製造することが可能。
全体的にシンプルな形状で、扱いやすいと言われ、アメリカのように自衛目的で銃を携帯することが許されてるブッソーな国では、けっこう人気があるそうだ。
そのグロックシリーズの中でも、最小の部類にはいるのが「G26」と呼ばれるモデルで、オートピストルとして基本的な性能を持ちながら、ポケットに突っ込んで隠したり、手のデカイ人なら覆いかくす事ができるぐらい小さい。さらに、外側にハンマー(撃鉄)が露出していない構造※2をもっているため、服の内側や足首のホルダーにつっこんだ状態から、ひっかけることなく抜き出せるなど、携帯に向いた銃。銃が一般的な国の私服刑事などは、このような小型拳銃を「緊急用のサブウェポン」として持ち歩くこともある(もちろん犯罪者が隠し持つことも容易なのだが…)。
で。
エアガンメーカーとして有名な東京マルイは、この小型拳銃を当然のごとくモデルアップ、さらに社内でのアレンジ(銃身の延長、※3コンペンセイター、ロングマガジン用の延長グリップなど)を加えたオリジナルトイガンとして売りに出したのが「アドヴァンス」となる。
このトイガンにはちょっとした話があり、開発当初から東京マルイ側は、TVアニメ「攻殻機動隊 SAC」に「コイツを登場させてくれ!」という要望を出していたらしい(詳しく知りたい方には「アームズマガジン」の2004/三月号のバックナンバーをお勧めする)。
G26アドヴァンスは、原型の実銃にあわせて9mmパラヴラム弾を使用する設定だったのだが、金属骨格を持った義体(サイボーグ)を相手に戦うシーンもある「攻殻」で、主人公らの所属する組織に配するにはやや説得力が無かったのか、劇中では357SIGというより強力な弾丸を使用する「G33アドバンス」という銃に仕様変更されている。
曲線的なグロックと金属箱のような追加パーツの組み合わせは未来っぽい外見なので(コンペンセイターの角とかがホルスターなんかにひっかかりそうだけど)、近未来が舞台でも違和感ナシ!
閑話休題。
購入の際には、ショップの店員さんから「バランスがよすぎて逆にツマンナイかもよ?」と言われるほど。
シューティングレンジ使用での感想だと、やはり「撃ち易い」トイだと感じた。
同時に持ち込んだデザートイーグル(マルイ 前期型と現行型ハードキック)やM93R 1stバージョン(マルゼン)と比べるのが、まず間違いだというのもあるが…
銃口を握ってぐいんぐいん振り回されるような感覚のあるデザートとは違う、スパスパッとキレのいい反動を伝えてくる。軽量なのもあるので、狙いも定めやすい。グルーピングに関しては、テキトーに連射したのでここでは言えませんが(笑)。
未来的な外見はともかく、クセ、アクの強いトイガンの好きな方には、性能的にはちょっと「?」がついてしまうかもしれない(性能は悪くないんだよ、決して)が、トイガン初めてという人のメインからサバゲやるようなヘビーユーザのサイドアームとしてでも受け入れてくれる。間口の広いトイガンである。
※1…「プラスチック=金属反応がない」ということで、一時期は「空港の荷物検査機をすり抜ける銃だ!」と大騒ぎになったそうだ(とはいえ、弾丸や発射機構は金属製)。実際にハイジャックでグロックが使われたというニュースは聞かない(俺が知らないだけであるのかもしれないが)し、初期型以降はポリマー部分に造影剤が混入されたので、この騒ぎは収まったらしい。
※2…リボルバー拳銃などで、撃つ前に「ガチッ」とやるアレがハンマー。もちろん自動拳銃にもある。ワルサー社のP99などもハンマーがない。ハンマーに物を挟んでしまい発射不良がおきる、という事例もあるんだそうで、ハンマーの露出しない機構は、それを防止する意味もある。
※3…銃の先端につけられている、銃身の上に穴を開けてある部分パーツのこと。銃弾がここを通過したあと、銃弾を押し出していた火薬の燃焼ガスの一部がこの穴から上に吹き上げられ、「銃を下に押さえつける」力を生む。コレによって、銃が反動で上に振り上げられる力を相殺して反動を軽くするモノ。似たものには、大型ライフルの銃口部分に装備される、発射ガスの一部を斜め後方に噴出して銃そのものを前進させる力を発生して肩などへの反動を軽減する「マズルブレーキ」がある。
あああああ…
疲れた。
今日はバカ丸出しで終了。
ぐろっくにーろくあどばんす
とか呼んでもらえると良いのではないか。
まず最初に言っておくと、G26ADVという拳銃は、現実の世界には存在しない。
一般にグロック○○と呼ばれる拳銃群は「ポリマー(いわゆるプラスチック)のフレームを採用している」というのが最大の※1特徴で、おかげで安く、軽く製造することが可能。
全体的にシンプルな形状で、扱いやすいと言われ、アメリカのように自衛目的で銃を携帯することが許されてるブッソーな国では、けっこう人気があるそうだ。
そのグロックシリーズの中でも、最小の部類にはいるのが「G26」と呼ばれるモデルで、オートピストルとして基本的な性能を持ちながら、ポケットに突っ込んで隠したり、手のデカイ人なら覆いかくす事ができるぐらい小さい。さらに、外側にハンマー(撃鉄)が露出していない構造※2をもっているため、服の内側や足首のホルダーにつっこんだ状態から、ひっかけることなく抜き出せるなど、携帯に向いた銃。銃が一般的な国の私服刑事などは、このような小型拳銃を「緊急用のサブウェポン」として持ち歩くこともある(もちろん犯罪者が隠し持つことも容易なのだが…)。
で。
エアガンメーカーとして有名な東京マルイは、この小型拳銃を当然のごとくモデルアップ、さらに社内でのアレンジ(銃身の延長、※3コンペンセイター、ロングマガジン用の延長グリップなど)を加えたオリジナルトイガンとして売りに出したのが「アドヴァンス」となる。
このトイガンにはちょっとした話があり、開発当初から東京マルイ側は、TVアニメ「攻殻機動隊 SAC」に「コイツを登場させてくれ!」という要望を出していたらしい(詳しく知りたい方には「アームズマガジン」の2004/三月号のバックナンバーをお勧めする)。
G26アドヴァンスは、原型の実銃にあわせて9mmパラヴラム弾を使用する設定だったのだが、金属骨格を持った義体(サイボーグ)を相手に戦うシーンもある「攻殻」で、主人公らの所属する組織に配するにはやや説得力が無かったのか、劇中では357SIGというより強力な弾丸を使用する「G33アドバンス」という銃に仕様変更されている。
曲線的なグロックと金属箱のような追加パーツの組み合わせは未来っぽい外見なので(コンペンセイターの角とかがホルスターなんかにひっかかりそうだけど)、近未来が舞台でも違和感ナシ!
閑話休題。
購入の際には、ショップの店員さんから「バランスがよすぎて逆にツマンナイかもよ?」と言われるほど。
シューティングレンジ使用での感想だと、やはり「撃ち易い」トイだと感じた。
同時に持ち込んだデザートイーグル(マルイ 前期型と現行型ハードキック)やM93R 1stバージョン(マルゼン)と比べるのが、まず間違いだというのもあるが…
銃口を握ってぐいんぐいん振り回されるような感覚のあるデザートとは違う、スパスパッとキレのいい反動を伝えてくる。軽量なのもあるので、狙いも定めやすい。グルーピングに関しては、テキトーに連射したのでここでは言えませんが(笑)。
未来的な外見はともかく、クセ、アクの強いトイガンの好きな方には、性能的にはちょっと「?」がついてしまうかもしれない(性能は悪くないんだよ、決して)が、トイガン初めてという人のメインからサバゲやるようなヘビーユーザのサイドアームとしてでも受け入れてくれる。間口の広いトイガンである。
※1…「プラスチック=金属反応がない」ということで、一時期は「空港の荷物検査機をすり抜ける銃だ!」と大騒ぎになったそうだ(とはいえ、弾丸や発射機構は金属製)。実際にハイジャックでグロックが使われたというニュースは聞かない(俺が知らないだけであるのかもしれないが)し、初期型以降はポリマー部分に造影剤が混入されたので、この騒ぎは収まったらしい。
※2…リボルバー拳銃などで、撃つ前に「ガチッ」とやるアレがハンマー。もちろん自動拳銃にもある。ワルサー社のP99などもハンマーがない。ハンマーに物を挟んでしまい発射不良がおきる、という事例もあるんだそうで、ハンマーの露出しない機構は、それを防止する意味もある。
※3…銃の先端につけられている、銃身の上に穴を開けてある部分パーツのこと。銃弾がここを通過したあと、銃弾を押し出していた火薬の燃焼ガスの一部がこの穴から上に吹き上げられ、「銃を下に押さえつける」力を生む。コレによって、銃が反動で上に振り上げられる力を相殺して反動を軽くするモノ。似たものには、大型ライフルの銃口部分に装備される、発射ガスの一部を斜め後方に噴出して銃そのものを前進させる力を発生して肩などへの反動を軽減する「マズルブレーキ」がある。
あああああ…
疲れた。
今日はバカ丸出しで終了。
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