ネイチャー自問

2007年5月10日
自然って良いですねー。
暖かくなってくると無駄に山とかに出かけたくなったりもする訳ですが(もちろん完全装備で山籠もりに行ったりするんじゃあありませんが)。

ただ、その辺りの公園化された環境ならともかく、実際の山に分け入っていこうとすると、やはりそれなりの準備とか知識とかが必要になってきますわな。
何度も言っているように両親の郷里が新潟の山ン中なので、実家の人達なんかは簡単に山菜取りに熊のいる(リアルタイム目撃情報が出てても)山の中に突撃していったりしますが、これは経験者故。
他県の人が観光気分で山の中、熊に出会ってコワカッター!なんて、地元からしたら春先恒例のネタみたいなもん(怪我とか人死にとか出たら話は別だけど)。地元の人間が、株が全滅しないように気を使って山菜取ってるんだから、山菜を根こそぎ取って逝くような輩は熊でも目撃して山の怖さ知れ、と酒精のまわったご老人がクダまいてました(笑)。

ただ、面白いことにその席で地元の人が口を揃えて「ヤヴァイ」と言っていた山の動物は、熊では無かったというのがなかなか興味深いところです。

曰く
「イヤー、熊ーなんて鈴でも鳴らしてれば向こうッから逃げるどもそぅ」
曰く
「あんなんはカチ合ってもにらめっこしてれば逃げるンなんが」
曰く
「おっかなくね(怖くねーよ)」

だそうです。

     ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ○   ○ |   エエ!?
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)

じゃあ一番ヤヴァイ動物は何かって話だが、これは割りと意外かも知れないが、今年の干支だったりする。
ようは鎮西の4本牙 乙事主サマ猪様

バラエティーの罰ゲームなどでもその片鱗ぐらいは見ることが出来るが、興奮した野生の猪はつっかかってきた猟犬を噛み殺すぐらい平気でやる剛の者な上に、対熊と違ってにらみ合いながら後ろに下がるといった攻略法なぞ存在しないのだそうで。
まさに猪突猛進、攻撃するつもりで突っ込んできた場合、漫画みたいにそのままどこかに走り去るor壁に激突なんて愉快な真似さえしてくれず、シャアザクのごとき高機動で迫ってくる(これはあくまでイメージです本品の効能効用ではありません)。

おまけに熊よりも積極的に農作物を狙って来るようで、山に入らなくても出会えてしまう可能性アリどうしろってんだ
  ___/)_/)
  /     ゜ ゜ヽ
 /     ノ)(‥)ノ 
ノヽ    (゜Д゜)   諦めとけゴルァ!!
  UU ̄ ̄∪∪

…アフリカの方なんかでも、実は現地の人が恐れているのはライオンなどよりも、キレた象やキレた河馬(カバ)だって話も聞く。草食動物が人間を攻撃してくる場合、食うんじゃなく排除なわけで、その分攻撃が必死だったり苛烈だったりするのかもしれないなぁ。

ただ河馬は肉を食うことがあるらしい
http://www.thesun.co.uk/article/0,,2-2007030285,00.html

死因は河馬による捕食って
もし仮にアフリカ旅行でこういう人生の終焉を迎えても誰も信じてくれない気がする。

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