今回は昨日の続きだな。
ツッコミどころ満載の『例のあの人(ハリーの仇じゃないぞ)』のメールマガジンだが、どうやら部分的に改変の手が入り始めたとの未確認情報が流れている。
ウェブ魚拓なるものなどで皆がきっちりと保存している─というか、すでに皆が記憶に留めてしまったというのに。
改変の話が事実なら対応としては最も悪い結果を招きそうだ。

とりあえずこれは、今回問題になっている部分の抜粋
一月二十二日。15:00現在のメルマガの文面から。

 安倍晋三政権になってから「国を愛する」・国防の強化などの言葉が氾濫し、あたかも外敵から国民を守るために国家の力=軍隊が必要であるかのように宣伝されるが、実は「軍隊は国民を守らない」という事実は戦争を通して如実に示されてきた。軍隊はもちろんのこと警察も、戦闘のためあるいは犯罪に対しての対処を第一とするため、国民保護は二の次、三の次となる。 阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。日本の場合、自衛隊は軍隊ではないし、国土保安隊として出発し、防災のたね
にも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに、で
ある。 こうした経緯もあってか最近は「自衛隊による国民保護」が強調されている。しかし、安倍首相の下で海外派遣を本来任務とするような防衛庁の省昇格が行われ、「軍事組織化」が進む中では、本当の意味での国民保護からますます縁遠くなるので
はないか。


素人の俺でもツッこめる要素(っていうか「世嘘」かな)がいくつかある。

1「軍隊は国民を守らない」という事実は戦争を通して如実に示されてきた。
・「戦争を通して」ってどういうことでしょうね? 今回コノヒトが批判(じゃないか妄想だな)しているのは、災害派遣における自衛隊の活動ではなかったっけ? 災害派遣て戦争かい? 戦闘行動かい? 防衛出動と災害派遣の区別を「意図的につけていない」と思われてもしかたがない。
そもそもここで持ち出された「戦争」とはどの戦争か。太平洋戦争か? 湾岸戦争か? イラク戦争か? それともイスラエル関連の各種中東戦争か? 

2国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。
・自衛隊は命令が出た直後に出動しましたよ。っていうか情報収集に関しては命令が出るより先に始めてましたね。
命令を受けて救援に向かったのが数日後ってのは、。大嘘
「数日を経て後」にノコノコと出てきたのは、自衛隊ではなく当時の首相サマが出した出動命令そのものです。当時の首相サマは現在の社民党名誉総裁村山富一。

3国土保安隊として出発し、防災のたねにも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに
・「たね」とかいう誤記は問題外としても、現在の自衛隊は
警察予備隊→保安隊→自衛隊という経緯で来てますので、国土保安隊なる謎な組織だったことはありません。
ちなみに、当初の性格は「朝鮮戦争で手薄になる占領米軍が抜けて出来た穴を埋める治安部隊」と言われてます。
大規模な暴動に対応するための「警察」組織の「予備」力。
それから、組織力や自己完結性や単純なマンパワーの規模などから、軍隊はおおかたどこの国でも潜在的な対災害組織です。

3こうした経緯もあってか最近は「自衛隊による国民保護」が強調されている
・こうした経緯にもっていって国民を見殺しにしたのは村山富一首相です。この人は当時の社会党出の首相で、今は阿部知子議員が属している「社民党」で名誉総裁に御就任あそばされています

こんなバカなことを二度と繰り返さないために、有事法制を整えようという動きが始まりました。

TVや新聞はこの件をまったく扱っている様子がないですね。
http://blog.mag2.com/m/log/0000058959/108152759.html
社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
 \^o^/「カエルニュース」 第253号 2007/1/19 \^o^/
このリンクは中ほどにあった物を頭に移動しました

※今回の日記は段階的に加筆修正しています。加筆については触れませんが、削除や修正した部分には横線をいれるか(例)上のように小文字で隣に注釈を入るつもりです。

正直言って、絶句している。
勢いでブログを書き始めると、誤字脱字に始まり内容のまとまりからなにからメチャクチャになってしまいがちだ。だが、今回ばかりはこの勢いが衰えないうちに書いてしまいたいとおもう。

今日のターボファンは、回転計が常時レッドゾーンを指している。アフターバーナーも全開だ。

俺の両親の郷里は新潟県だ。というか、親父にいたっては川口町出身だ。
名前にピンと来てくれる人は、いまどれぐらいいるのだろうか判らないが、ようは中越地震の震源の町だ。近くの山中に震源があるという。
さいわい、直接の親族や知人に死傷者は出ていないが、現地に入った時にはショックを受けた。それは今回の本題ではないけれど、つながりのあることなので触れておきたい。

俺は父方の祖父さんを被害の少ない新潟市内の親戚の家へ移すために現地に入った。たしか地震後3日のことだったが、その時にはすでに自衛隊が現地展開を完了しており、浄水施設を造り、物資を運び、風呂を設営していた。
マスコミのヘリが「写すだけ」だった、物資を求める言葉が書かれた道路があった、あの場所のマジですぐそばだ。道路が崩れていようが、橋が落ちていようが、来れる道を探って奴らは来た。被災者のために川原にデカいテントを張って風呂を造った。自分たちだって一人用の小せえテントで寝泊りしながら、だ。

だから、東京に帰還した直後のニュースで「『自衛隊に協力するな』と宣伝活動をしている人間がいた」とのニュースに耳を疑った。正直、よくそんな馬鹿が五体満足で被災地をうろつけるなと思った。幸いにも、俺はそういう人間やビラの類をこの目で見たわけではない。だが、実際に目の当たりにしたら無視しておけるほど、郷里の惨状を実感したばかりの俺に余裕は無かっただろう。(2月九日追記:この「妨害者」の話はデマの可能性が高いということです。訂正してお詫びします)

こいつは、今日のトップのこいつは(リンクの移動にあわせて文面追加)政治家でありながら、そういう奴の同類らしい。

俺は阪神大震災当時、というよりも生まれてずぅっと東京に住んでいて、当時の状況なんてテレビニュースで見るだけだった。
政治に興味なんてないガキだったし、恥ずかしながら、当時の認識なんて「デカい地震がおきて、なんか怖かったな」ぐらいのもんだった。自衛隊がどうだったとか、村山首相がどうだったとか、社会党の政治信条がどうだなんて知ったこっちゃなかった。

軍事やそれに関わる政治に興味を持つようになって、雑誌なんかを手に取るようになった時、震災当時の自衛隊の活動をまとめた話ってのを見た。

地震の直後、徒歩で基地まで急行した奴。
すぐさま活動準備を整えた奴。
更迭覚悟で命令より先に動いた奴。
海自の人間でありながら、時間を見つけては陸上での救助活動にも参加させてくれと申し出た奴。
マスコミのばらまいた「自衛隊の出動が遅い」なんてズレた言い分を信じてケチつけてくるバカがいるなか、黙々と働いてた奴。

最高じゃねえか。

自衛隊だろうが日本軍だろうがなんでもいいよ。奴らは日ごろの訓練と装備を活かせるだけ活かしていかにして国民の命を守らんかって事の為に動いたんだよ

出動命令を渋ってその初動を妨害しやがったのは社民党の前身だった集団の頭目

こんなもんは軍事ネタでもなんでもねえ。選挙に行くつもりがあるんあらあるんなら知っておかなくちゃならないことだったんだ。知れてよかった。ネットに感謝。

この国には
「自衛隊は気に入らないから出動させないよ。だから国民はそのまま死んでくれ」という態度をとる奴が首相だった時期がある。
そいつの思想を受け継ぐ奴が国会議員として選ばれて活動していて、その所属党を支持するためならこんな命や天災をダシにした印象操作も平気でやるというやつが存在するんだ。

とにかく軍拡しろとか核を持てとか言っている奴ってのは、ぱっと見からして疑念を持ちやすいから、意外とみんな警戒するもんだ。
だけど、平和の為に平和の為にってぴぃぴぃと耳あたりよく囀りながら、本心じゃ、自分の都合に関わらない、自分の意に沿わない奴の命なんて屁とも思ってない。
そんな奴にこそ、最大限の警戒を向けなきゃ、流されてしまう。
そんなものにだけは流されたくない。

社民党の阿部知子。
社民党の阿部知子、だな。
俺は貴様の名前と所属を記憶した。国民として参政の場に立つたびに、これを思い出しながら行動することにしよう。
臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!!

時代劇、ファンタジー、陰陽師モノなどで御馴染み「りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん」である。
忍者や巫女さん、坊主に陰陽師といった和風のキャラクターがよろしく口にしているので、一度や二度は聞いたこともおありだろう。主に必殺技や術の使用時、身振り手振りの印と合わせて使用されていることが多く、俺の記憶でわりと古いのは、美少女戦士セー○ームーンの火星の人とかが必殺技発射時に唱えてたヤツ。
わりと最近だと、PS2の「戦国無双」(コーエー)の忍者、服部半蔵が扉の封印を解除するのにも使っていた。この手の呪文の中ではわりとメジャーなフレーズだと言える。

だがしかし

一部の人(クリエイターの側含めて)は、この臨兵以下略をなにやらジャパニーズ魔術の呪文だと思って使っておらるるように思えてならない(^^;
もはや万能の呪文と化している感のある臨兵以下略だが、本来の意味するところは
「兵の闘いに臨む者は皆、陣列(烈)の前に在れ」
(これにレ点と一・二点を加え漢文にしなさい(笑))

という、兵士の士気を高めるための詩みたいなモンだ。現代風に言うなら
「米兵たるもの作戦中行動中は常に最前線に踏み込んで平和に仇なすクソ虫どもを踏み砕けガンホー!ガンホー!ガンホー!」
とかそんな感じである(違)。
刀剣なんかにはこの文句が刻んである物も存在したりして、実は結構泥臭い─というか、男くさい言葉なんだな。

でも、今のようにアニメやゲームから入ってくる情報が先行してそれがそのまま他に転用されていくって環境が続くと、何十年かあとには臨兵以下略も、本当に「万能呪文」の一種になってしまうのかもしれんなぁ。
まず、やや時期ズレしたネタであることをお詫び。

今回のイスラエル・レバノン紛争の最中、一部のTVニュースおよび新聞報道において
「イスラエル軍のメルカバ戦車がホズボラの対戦車兵器で破壊された」
との報があった。そこまで大きく扱われた訳ではないが、正直驚いた。いや
あの防御に優れたメルカバ様が破壊されるなんてー!という驚きではなく、
はい?なぜにこんなことに時間と紙面を割く?
という方の驚きで。

先のイラク戦争でソ連/ロシア系の戦車は相当数破壊されたはずだし、亜※利加の主力戦車M1系とて、仕掛け爆弾の餌食になってやられた車両があった。が、それ今回と同じ程の扱いで新聞・TVに出たっけ?(゜ε゜)

そもそも、今回の本格的交戦が始まる以前からあった小競り合いでも、メルカバは携帯対戦車火器の攻撃を食らって破壊されている。乗員は無事(←これがメルカバの設計思想のひとつ。破壊されないに越したことはないけど、乗員保護に重きを置いている)
なぜ今更になって「イスラエルの戦車壊れちゃったよー」と触れてまわる必要があるのか(そもそも破壊されたのがMk3なのかより重装甲のMk4なのかも記事からは不明)。
一応、イスラエルサイドからこの内容の発表があったのをきっかけに国際面の埋めくさ程度の積もりで手を出しただけなのかもしれないが、それならそれで過去の交戦でメルカバが破壊された記録がないかぐらい引っ張って来るべきだろう。
まあ一般の新聞とかでは普通はここまでやらんわな(^^;

専門誌ならやりかねないけど、逆にそこまでしておかないと情報として劣化しすぎてて誰にどんな形で役立つのか、というのが微妙な所になって、とにかくアンチイスラエルが正シィィの人平和スキー分をめる材料にしただけで終わってしまうんじゃないだろーか。
とかく軍事ネタって毛嫌いされがちだけど、関連情報を噛み砕くためには必要なのかもねってことで、今日は撤退。

チャッ○マン韓流

2006年7月7日
一連のミサイル騒動でもって、南北融和政策を取ってきた大韓民国でも、北朝鮮への反発やら不信やらというのは噴出している模様。「同じ朝鮮民族」などと言ったところで、文化や価値観を微妙に共有「できていない」北朝鮮と韓国ゆえか、やはり北朝鮮の民族主義プロパガンダのごとく簡単には溝は埋めがたいものがあるのかもしれない。

一部では反日ならぬ反北ミサイルのデモも行われたようで、やはりというべきか何なのかイダイなるしゃんぐんさまとやらの御尊影を燃したアグレッスィヴな奴がいたようである。写真より本物をry
まあ世界各国で抗議なりなんなりのデモの中では珍しくもない光景だとは思っていたのだが、あれは相手が日本や亜※利加=異民族だからあそこまで激しくやらかしているんだろーなぁという思いもあった。しかしどうやら

ケチをつける相手の国家元首を燃すというのが韓流デモ行進の作法であるようだ。
というか、自国政府への抗議デモとかでも燃やしちゃうんだろうか…
悲劇の航空機などと言うと、航空スキーの皆様ならば、設計思想の破綻や試験中の事故、あるいは予算制約なんぞの政治的横槍なんかで、せっかく生み出されていながら実用に至らなかった─そういう飛行機を思い浮かべられる方が多いのだと思う。

たとえば超音速戦略爆撃いくさ乙女たんとか。

そういう基準に当てはめるならば「なんでB2?」とお思いの方もおられるのではないかというのは承知している。
確かに彼女は価格高騰で調達数削減という一つの悲劇のヒロインではあるが、亜※利加軍の中にあってはきちんと実用化されて明確な用途を与えられているのだから、それなりの有用性と価値を見出された幸福な航空機だと言えると思う。
ではなんで彼女が悲劇の航空機なのだと言うことになるのだが、それは航空機について語るべき本道からちょっとハズれた分野においてのことなのである。
そう…

UFOエイリアンクラフトがうんぬんとかいう分野において

そう、その方面のヒトタチにとってB2(というか全翼構造の航空機)は「トブはずのないケージョー」であって「チキューガイチテキセーメータイのおおばぁてくのろずぃ」なる物の産物だとか後ろ指さされちゃっている
さらに困ったことにこの説がちょっと市民権を得ちゃってる辺り
全翼構造を採用した事であるとか、高度なステルス能力であるとか、当時最新の航空技術(全翼自体は40〜50年前にもあるけど B35とか)の結晶であって、その点で語られれば工業知識のちょっとした啓蒙役にすらなれそうなB2が、よりにもよってUFOもどき扱い。
ハンガー内のスピリット・オブ・○○(B2は数が少ないので艦艇のように固有名がある)に流す涙があるならば、おそらく泣いておるんではなかろうか(汗)


以下蛇足

ジャンボジェットなどが普通の飛行機だと思って見ている、飛行機慣れ…というか機械慣れ…というか…していない人には理解しにくいのかもしれないが、そもそも飛行機というのは、飛ぶことだけが目的なら翼さえあればそれでいい─。
極端な言い方をすれば、胴体というのは旅客に貨物に燃料に…といったものをできるだけ多く詰めるように、必要に迫られて翼にのっけられた「荷物カゴ」みたいなもので、本来は飛行に関しては全く無関係というかただの空気抵抗。極論をいえば飾りであり偉い人にはそれがわからんのですといった程度のものでしかない(そりゃ旅客機や輸送機は胴体も重要だが)。
想像してもらえると良いのは、全翼機というのは、子供が絵で書くようないわゆるヒコーキの形状から胴体を抜き差って、左右の主翼をくっつけた形ということ。胴体は飛行に関係無いのだから、バランスさえとれればこの形状で問題なく飛べるのである。

そも、有人飛行機第一号ライトフライヤーにも、胴体らしい胴体は無いといえる。主翼を支えるフレームの間にエンジンと人が乗っかっているような物だ。人類初の飛行機からして全翼機だったのに、「全翼機は飛ぶはずがない」とはユカイな話だろどー考えても。
ちなみに(一応は)実用化された全翼機(XB、YB)B35が初飛行したのは40〜50年前。しかもこいつ、なんとも愛嬌のあることにプロペラ機なのである(笑)。
4車線。横断歩道無し。そこそこの交通量の車道を
堂々と横断してくる、50〜60代の御夫婦に遭遇
しかも20メートルほど先に横断歩道あるんですが(苦笑)

いや停まったさもちろん。普通にすーっと、ぴたりと。歩行者の安全に配慮するのはたとえどんな奴が相手だろーとハンドルを握った者の義務さね。
でもわざわざ俺の車の鼻面かすめて道路横断したあとに
窓のぞきこんで「あぶねえだろバカヤロー」とは何事か?


なんつーか…若い人間があいてなら何しても良いと…?
前の日記でも書いた海自の現行・新規イージスシステム護衛艦。何度かアクセスされているのでアク元表示機能を見てみると、検索エンジンのリストには結構な数の関連サイトが並んでいる。
まぁ中にゃあアンチサイトみたいな物もあって、見ててちょっと笑うこともしばしばだ。
ただ、こりゃ個人運営のウェブサイトだから笑ってみてられるって話で、同じような内容を公共のデムパって奴で垂れ流してるところを見ると、なんとも複雑な感じである。
一部の人たちの言い分に従うならば、イージス艦というのは攻撃的な兵器であって、専守防衛のニッポンは持ってちゃならんということになっていたりするのだが、その多くは「なぜ攻撃的なのか」を「高性能だから」という以上に説明していなかったりする。また、よくTV報道で言われる「通常艦の数倍の戦闘能力」という表現も、個人的にはなかなかに怪しいモノな感じだ。
そこで今回は、半端ミリタリーファン的、イージス艦考。

・そも、イージス艦とは
イージス艦イージス艦と気楽に言うが、あるていど正確に言うなら「イージス・システム搭載艦」といった所。外見的な特徴の垂直発射システム(VLS)やコンフォマル型のフェイズド・アレー・レーダー(でかい8角形の板)はあくまでハードウェアで、ソフトウェアの「イージス・コンバット・システム」を加えて初めてイージス艦と呼べるようになる。ある意味で全部ひっくるめた商品名みたいなもので、機能と装備が似通っていようが、イージス・システムが載っていなければそれは、イージス艦ではない。
逆に、イージスシステム、高性能な対空レーダー、搭載数分の連続発射ができるVLSのどれかが欠けていると、イージス艦として満足な性能が発揮できない(初期のイージス艦にはVLSが無い物もあった)。
もともとは飽和対艦ミサイル攻撃(対応できないほどいっぱいミサイルぶち込めば防ぎきれないだろ攻撃)から空母部隊を守るために開発されたものなので伝説に登場する盾「イージス」の名前をもらっている防空システム/システム艦。冷戦が終わってその役回りでの出番はほぼ無くなったと言われてるが、ミサイル防衛関連でいろいろ発展が利くおかげで生き延びている。

・攻撃に出る場合、数倍の戦闘能力!!…なのか?
もともと艦隊防空が目的にできているので、遠方の航空機・ミサイルに対しては絶大な威力を発揮すると思われる。多数の目標を同時に識別処理して迎撃する為に生まれてきたシステムを持っているのだから、攻め込む側にとっては厄介な脅威であろう。
もっとも、主砲である速射砲は同級の大きさの他艦艇に比べて特別強力な物ではない(砲としてみれば強力だろーが)し、対艦攻撃は対艦型トマホークか艦上にのっけた対艦ミサイルか魚雷に頼るしかない。海自はトマホークを持ってないので、頼れるのは最大8発のハープーンSSMか国産のSSM−1か魚雷となり、SSM、魚雷ともに搭載数は同じ物を装備する一般的な護衛艦と違わない。
トマホークは規格の合うVLSと管制システムさえあればイージス艦でなくとも撃てるので、ことさらイージス艦を問題視する材料にはならない。ただし、長射程のトマホークは先制発見・先制攻撃ができれば初撃は一方的になり、かつ高性能レーダーとイージスシステムによる多目標同時処理による防御力で、敵側のミサイルは落とす…という点は一般的な艦艇よりも有利だといえる。繰り返しになるが海自はトマホークを持ってないので、対水上火力は突出しているわけではない。対潜に関しては自前のソナーか哨戒用のヘリや固定翼機(日本ならシーホークSH60系統とオライオンP3C)の情報でアスロック(先っぽに魚雷をつけたロケット弾)をぶち込む事になるので、これは普通の艦艇と変わらない。アスロックの垂直発射化は普通の艦でも進んでいるので、哨戒機からの情報さえ得られれば攻撃力に差は出ない。対潜に関しては、むしろ16DDHのようにヘリ運用能力の高い艦に軍配が上がるかもしれない(リンクで情報を共有してしまえば同じだが)。

まあ、防御用としては高性能だが、イージスシステムそのものが攻撃的という発想には疑問が残る。どうしても攻撃的とあてたいなら「防空能力の著しい向上が攻撃的な艦隊行動の大きな支援になるから」とか「弾道ミサイルを無力化できれば攻撃を決意しやすくなるから」とでも言うのが適当。これでもこじつけっぽいが。
あくでもイージス艦の能力を強調したいなら「数倍の戦闘能力」ではなく、「数倍の防空能力」とか「数倍の索敵能力とそれによる先制対空攻撃(ができるかも)能力」とでも言うのが適当。
そんなところか。

「プロフェッショナルな一般市民様」の平和アピールも結構だが、説明をはぶいて脅かしみたいな物ばかり前面に押し出すと、知らない人は勘違いしちまうぞ、ということで、今日は〆。


(トマホークとレーダー周りの話を一部改訂しました。俺も対空レーダーと対水上レーダーの区別をしないで話してたorz)2008.2.28
軍用艦艇における「級」と「型」の区別はなんですか?
という話題のBBSを見つけた。

海上自衛隊のイージス護衛艦ひとつとってみても人や雑誌によって区別はさまざまで、「こんごう級」なのか「こんごう型」なのかは表記がわかれるところ。「こんごう」を級としながら話題のヒトロクDDHは「16000t型」との表記もあったりして、なにやらややこしい。
まあ、ラチがあかないので、とりあえずは海自のウェブサイト↓を覗いてくると…

http://www.jda.go.jp/JMSDF/index.html(南極観測用の砕氷船は実は自衛艦なのです…)

どうやら海上自衛隊の公式見解は、同じ設計系列の艦艇は「型」であって、艦の系統を「級」であらわす記述はないようだ。
級と型は、それぞれ英訳すると級が「class」で型が「model」となる。感覚的には級のほうが広い範囲をカバーしているように感じるな…と思っていたのだが
英国ドレッドノート(排水量17500t)に並ぶ艦は同じ設計系統でなくとも弩級、戦艦大和等に至っては超弩級戦艦と呼ばれていたことに今頃気づく

そう言やそうだ。
つまるところ級というのは「規模」とほぼおんなじ意味で使われているのであって、決して同系統の艦艇に対してのみ使う言葉ではないのだろう。排水量と基本的な目的さえ同じなら「同級艦」で、タイプシップを同じくする兄弟艦と言えるのが「同型」と言えるのではないか。たとえば海自の護衛艦「むらさめ」は、日本が表記に使う「基準排水量」という周辺諸国への気遣い(笑)だと4550tだが、国際基準の「満載排水量」を調べてみると5100t。手元の資料だとノルウェー海軍のフリチョフナンセン型が5121tということなので、ちょいと強引だが、この2艦種は「同級」と言えないことも無い。もちろん、まったく「別型」である。

さて、級だ型だという話をしている間に引いていた手元の資料には、海上自衛隊の次期(もう建造は始まった)ミサイル護衛艦、「改こんごう型(おそらくは1番艦の名を取って「あたご型」になる)」の話題も掲載されている。
もともと日本の「こんごう」型は、亜※利加海軍のイージス駆逐艦「アーレイ・バーク型」をモデルにしたことで知られているが、旗艦任務に就けるために上部構造物に指令所を追加したので、「こんごう」はモトになった「アーレイ・バーク」より満載排水量が大きかったりする(こんごう型9485t A・B型フライト?A9217t)。
さらに、もうちょい後にお目見えする新型ミサイル護衛艦「あたご」型にいたっては、アメ軍のイージス巡洋艦「タイコンデロガ」に匹敵、あるいは超えるとも予想されており、そんなことになれば海上自衛隊には

超アーレイ・バーク級(超ア級)ミサイル・イージス護衛艦こんごう型

と、

超タイコンデロガ級(超タ級)ミサイル・イージス護衛艦あたご型

という、印象だけは世界最強っぽい艦が2種類8隻ばかり揃ってしまうことになる。
これはこれで頼もしいような気もするが、やっぱり一部の人たちからは反感を買いそうな予感である。
「ジョーズ」の原作者、ピーター・ベンチリーさん死去
2006年02月13日12時37分

 ピーター・ベンチリーさん(「ジョーズ」の原作者)はAP通信によると11日、米ニュージャージー州プリンストンの自宅で肺疾患のため死去、65歳。74年に発表した小説「ジョーズ」はスティーブン・スピルバーグ監督の同名の映画で爆発的なヒットとなった。ほかに「アイランド」「ザ・ディープ」など

アサヒ・コムより

俺は転生だなんだというのは信じていないし、それをネタにTVで食っていこうとするタワケなど見ていて反吐が出るが、それでもベンチリーさん、海洋生物にだけは生まれ変わらないほうが良いんでしょうね
特にアザラシ、オタリア等の海洋哺乳類は要注意かと

それ以上に、スピ監督にも覚悟のススメ。
いつかあなたが天に召されたその日、世界中の海岸で「奴をアシカに生まれ変わらせろ」と祈る鮫の皆様の姿がありませんことを


まあこの理屈でいくと映画にノせられて無害な種類まで鮫を無差別殺戮した人間全員海を血で染める事になろうが鮫は世界中に分布しているので『大西洋 血に染めて』というタイトルを捧げて小さく限定的な笑いをとることすらできない。残念です、諸君。
無理解と偏見とそれからケサーツの点数稼ぎと人気取りと好き嫌いから生まれそうなエアガン規制関連のお話は、続報が無いようなのでとりあえず中断。

戦争どころか国民の生命財産を守る責任までいっしょに放棄することを宣言してくれたエライヒトがいたので、かじる程度に調べて今日のネタ。



「スイス、スウェーデン、ベルギーは平和中立国ですぅ」

など、迷・暴・妄が三拍子揃った発言で有名な党首サマ、先日の発言でまたもウェブ人気を再燃させはじめた御様子。
とりあえず上記、スイスはがっちんがっちんの国民皆兵を唱える武装型中立国家。今は国外に身売りしちゃったけど名門銃器メーカーSIGを生んだ国であり、対空対戦車両用ミサイルADTASだとか、そのスジでは超有名な機関砲屋さんエリコン・コントラヴァス社もここ発。それに今はドイツ企業に買収されたみたいだけど、平和大好きっ子がその名前を聞いただけで体温上がっちゃう米軍の急展開旅団用装甲車「ストライカー(とその原型と言われるピラーニャー装甲車)」を作ったモワグというのもこの国発の企業。

スウェーデンは、一時期「空自のFX候補か?」と言われて俺の心をときめかせたマルチロール戦闘機グリッペンで有名なサーブだ艦載兵器その他イロイロのボーフォースだと、かなり輸出熱心な兵器工業メーカーの名前が浮かんで来るし、誘導迫撃砲弾ストリクスもスウェーデン製だったかな…

ベルギーはワッフル…いや、やっぱり火器メーカーのファブリック・ナショナルか。アーマー貫通力も対人威力もバッチリな新型弾薬開発してフランスの特殊部隊やホワイトハウスのセキュリティにP90売ったり、MINIM汎用機関銃が売れまくってウマ〜って会社があっても、見る人が見れば「平和国家」なんだぁな。


どうも、かの党首サマは「非武装中立」の意味を非常に都合よく勘違いなすっているのではなかろーかと、なんだか苦笑。
「中立」ってのは、

1・どことも敵対しない
2・どこの味方もしない
3・どこからも助けてもらえない可能性が大
が同時に発生する、ある意味自己責任なリスクを伴う考え方なんだがなぁ。実際にスイスあたりがしっかりした防衛能力を整えてるってのは、3のリスクを最小限に抑えてやる為の事。
そもそも2の「どこの味方もしない」というのも、ただ戦争に兵力投入しなければ良い、ということではないのがネック。
たとえば戦争に関わっている国の軍用機や軍用艦に領内を利用させてはいけないので、迷い込んできた(あるいは意図的に侵入してきた)飛行機に対してスクランブルをかけて領空外へ誘導ないし追っ払うだけの防空監視網と航空戦力が必要だという話になるし、それは水上も同様。水中の話に関しては、どこかの誰かの漢級潜みたいに領海内を潜って行くたわけ者がいないかどうか監視・阻止する能力まで必要になる。陸路で繋がっていれば、かえってシビアな国境警備が必要になったりするワケだ。
結局のところ、自分のケツを拭くだけの能力を備えて初めて「中立」というのは現実的になる話であって、党首サマの夢は…しばらくウェブの住人を楽しませて、あとは2chの過去ログに溜まるとか、そんなオチなんだろーな、きっと…
まず理解できてないけどとりあえず名目上取り締まろうという考えは危険だ。危険すぎる。デンジャー。

規制かける側としては「国民の不安を取り除くために一刻も早く」なんてノタマッているようだが、不安が解消されても実質的な危険が残っていたら意味がねぇ
少なくとも、いま噂にのぼっている「エアソフトガンの発射エネルギー上限を0.5〜0.8J程度に規制」とやらには、意味が全くないというのは、健全にエアソフトガンを楽しんでいる諸兄(おねぇ様も含む)なら説明無用に理解できていると思う。
この規制、言うなれば日本刀を使った殺人事件が起きたので包丁の切れ味を鈍くするよう規制しますと言っているのとほぼ同じ馬鹿げた内容だ。ベトナム戦争映画の亜※利加軍の砲撃並みに狙いがズレている。
むしろ、有効な対策を練らないまま「はい、警察はちゃんとエアガンを規制しました」という言い訳を造るために適当に整備したかのような印象さえある。
まあ、武器を模した玩具を目にするだけでひきつけを起こすPTA様や自称平和大好きっ子に限って、規制かける側に侮られていることにすら気づかず、こういう上っ面だけの「規制しましたよ宣言」でほっと胸を撫で下ろしてくれるのだから大笑いなのだが。
まあ、特定の物事に対して興味の無い人の知識というのは、時として恐ろしく浅いというのは思い知った。人の事を言えた義理ではないが

さて、同軸上で展開される話ではあるが、俺としては、個人的に今回の一件、違法改造されたエアソフトガンを世に出したメーカーの責任というのを問うても良いのではないかと思っている。
実際に法的責任を負えとか、そういったことではなく、自主規制から逸脱し続けて引き起こされた結果がこれか、というのは真摯に受け止めていただきたいのである。
今回の事件に使用されたのはメーカー「デジコン」の製品であるというのは、すでに知れ渡っている。デジコンは業界団体のパワー自主規制にも「改造しづらい構造にする」という考え方にも賛同せずに、違法改造のベースにしやすい状態のエアガンを流通させてきた。
「それなら業界団体が不買・不売にすればいいじゃないか」と思うだろうか? いや、実際にそれは試みられたのだが、業界団体の圧力で特定のメーカーを市場から排除しようとするのは独占禁止法に引っかかるので、法律的にやってはイカンとされてしまう。というか実際に業界団体側が裁判に負けてしまったので、デジコン製品を業界団体の力で押さえ込むというのは不可能になっちゃったのである。
で、その結果がトイガン業界まるごと巻き込んだ地盤沈下の危機
確かに、メーカーとしては決して大手とは言えないデジコンが、シェア確保のための差別化としてパワー等を選んだ、という事そのものは責められない。純粋に販売戦略の一つとして見るならば、「安全性」を全面に出すのか「パワー」を全面に押し出すのかというのは企業に選択の余地があるのだから、それを誰かが指定するのは無理がある。選択が間違っていればその企業は淘汰されてしまうわけだが、今回は、その選択の間違いが証明されるのと同時に業界全体に危機を呼び込んでしまったのがマズい。
そもそも、自主規制下に入ったメーカーは、それでもいくつかのパワーオーバー機種が存在するにせよ、パワーを使わずに飛距離をのばすホップアップ機構、改造防止のために意図的に強度を落とした部品といったものの開発、生産、組み込みに資金を投入してきた。当然工程も増える。これはユーザーに対しても「価格」という形でいくらかはハネ返ってきているはずだが、それでもエアソフトガンを趣味の一つとして存続させていけるようにと、多くのメーカー&ユーザーはこれを受け入れてきた。
そんな中、自主規制を踏みつけにし続けて業界全体にダメージを負わせる結果を呼び込んだ。
この事実だけは、本当に真摯に受けてめていただきたい。
「他社の製品でも改造できる うちのは評判が良い」などと言っている経営者には、この程度でも難しい相談であろうか?
あの…今度打ち上がる新型の地球観測衛星(陸域観測技術衛星だいち ALOS)ってあるだろ?
なんかどっかの手下がばら撒くムチャクチャな理論でのツッコミ(空母から戦略爆撃機が飛べる系)は論外なんだけども、少なくとも表立ったところで、そういえばあれって偵察衛星になり得るんじゃね?っていうツッコミをぜんぜん聞かないよなァということで、珍しくちゃんとした(笑)サイトを見に行ってみたぞ。
その名もJAXA『宇宙航空研究開発機構』だ。

さてさて、さっそく冒頭の偵察衛星ウンヌンについて見てみると、JAXAによれば『だいち』の観測システムごとの分解能が、え〜と…

立体視センサーで2・5m
赤外線放射計 合成開口レーダーともに約10メートル

ああ、こりゃツッコまれないわけだ(苦笑)。
分解能とはすなわち画像をどこまで細かく区切れるかってコトだから、だいち君は一番細かくても2・5m四方以下になったらモザイク画像。施設の有無ぐらいは見分けがつくかもしれないが、偵察衛星なぞと言ったら今じゃ1m2mの判別は当たり前、解像度によっちゃ宇宙から新聞読めるだのというレベルのシロモノまであると言うのだから、だいち君を偵察衛星よーっと大騒ぎする人間が台頭しないのも頷ける。
まあ、自己満足型の平和屋ってのは妙なところばかり必死に叩くわりに、間の抜けたところがノーマークだったりするんで、無知なのが怖いやら笑えるやら…




ちなみに、だいち君に与えられた任務は「地図作成」。
JAXAもFAQによれば、ピンポイントでの高精度観測を目的とする偵察衛星と違って、言葉は不適当かもしれないが地球上を広範にざっと走査して、その情報をいち早く地上に送ってくる能力に最適化されているそうな。解像度が低いのも、データ容量を減らすためにあえてこの辺りが選択されているのだとか。
こうして地形情報を蓄積してデータベース化しておいて、過去現在のデータを比較することで地震の際の変動や環境破壊の進行具合なんかを調査するのに役立てる。
どっかのIT社長のように、宇宙旅行のごときハデな夢は無いかもしれないが、こういう実用的な『お星様』が、我々の頭上をくるくるしているという訳だ。
01月30日付 日刊スポーツの報道「大阪市がホームレスのテント撤去」へのコメント:

あー…そもそも不法占拠状態の物件を正式に『住所である』と認めてしまったのはマズかったのではないかと思うぞ。
確かに住所登録という個別の視点で見るならば問題なかったのかもしれないが、全体を見渡すと「こりゃおかしいぞ」となるのは明白なはず。いきなり結論を出して「錦の御旗」をやらないでもよかっただろうに。これぞまさにお役所仕事と言うことなのか。

でも、今回なにより気になったは被撤去側(の支援者)の態度。

「お役所に抵抗する被害者連合」は、もはやすでにお祭り状態。
支援者なる人たちまで一緒になって「少なくとも不法占拠である」という前提を完全黙殺して、とにかく抵抗すれば良いというような流れに持っていったのは良くない事だ。
以前、ドッグラン開設署名を集めている人の事に触れた時にも書いたことなのだが、「私たちは弱者(あるいはその代弁者)でぇぇす!」と大声を上げながら、相手を絶対悪と決め付けて攻撃態勢を取ることで意識を取りまとめようとするというのは、集団を導くうえでかなり危険な統制方法だと思う。有名環境団体の緑豆とか
「相手が強いから」を理由に自分達の暴走に自分達で許可を出すようなマネをしている連中がどうなるかと言えば、最後には暴走や欺瞞を見抜いた人間から突っ込まれ、悪ければ叩き潰されたりする。
自らすくわれる足を増やしてどうするよ、と。
この手の問題(都市レベルだろうが国際レベルだろうが)への『自称支援活動』ではよくある事かもしれないが、本当に支援するつもりがあるのならその場しのぎの対処両方や、原因や介入者(お役所とかだな)への批判でセイギノヒーロー気分に浸るのではなくて、集団暴走を抑えつつ真摯かつ冷静に解決の道まで探ろうとするのが本道なはずなんだと思うがなぁ。
一緒になって暴れていたら暴動の扇動となんら違わんではないか。
いきなりでなんですが俺は女性と適当に雑談したりするのが苦手です。
いや今更純情ぶろうとかそーゆーわけでは無いのだけれども、ちょっとした雑談でもひたすら(かつ一方的に)気を使ってしまうので気力が持ちません。そりゃあ女体は好きだけどさァ
なぜこんな話を持ち出したのかと言えば、仕事の帰りに立ち寄ったイトー某カ堂の本屋でばったり出会った会社の女の子からなかばシカトする形で逃亡したからだったりする。

いやレジ前でちょっと会話はしたんだけどな。正直言って立ち去りたいの念が暴走して、通いなれた店内でエスカレーターの場所まで間違える始末

とりあえず、ここまででちょっとした恋バナみたいに聞こえた奴は口に22口径でも突っこんで目を醒ましておいて欲しい。
そのとき俺の手の中の本屋の袋に入っていたのは

池波正太郎の「剣客商売」と
おうちで飼えるアザラシの本 ワタシとまめゴマ日記
(知らん人はまず双方とも検索して欲しい)


もちろんまめゴマも自分で読む用


仮に逃げずに雑談が続いたとして、話題が「何買ったんですかァ?」などという方向に流れようものなら戦局一気に崩壊
素直にまめゴマの表紙を覗かせて「い、いやぁ、妹用にネ」とか痛い言い訳でもするか(妹は実際にいるのだが)
必死に秘匿してこのヒト女性に見せられない本でも買ったの?とか疑われるか
いっそ両方見せて混乱の淵に叩き落してケムに巻くって手もあるな、うん。むしろ女性が苦手とかそういうレベルでも無いのかもしれんが











だってなぁ、表紙がラブリーなんだもんよォ

あけた状態で

2006年1月3日
年末に間に合ってくれた2挺とそのメーカーに感謝感激。

今年の目標に自前ウェブサイト作成あたりをかかげてみる。

うん。いろいろ頑張れ俺。水圧で座屈しない程度に。
まずお一つ。

高速道路発砲事件に関連してエアガンの威力に関する日記を書いたがタイトルその他において検索HITを目的とした語句を意図的に多用したことに関して恐らく用途は違うのだろうが遺憾の意とやらを表明しておく
偏見盛り上げ系の報道に対する?ヲタブロガーとしてのせめてもの反抗

さて本題。

三日の連休を得てハッスルした親父の手で半ば強引に両親の郷里、新潟県へ。震災復興の槌音も鳴り止まぬ中を、修理を終えたばかりの相棒で疾走するという不謹慎をやらかしてきたワケだが、無事帰還しての感想が日記のネタになるようなこと何もしてねぇなというのはイカガなもんか。
まあ強行軍&新たな相棒で初の高速道路というのでイッパイイッパイでしたというのもあるが…
ああ、自動車といえば、向こうで見たニュースに「ロシア極東での日本車輸入規制」ってのがあったな(ホントに旅行のネタは無いのな)。
中古日本車にかかる関税の強化〜とかで、仲介業者なんかは抗議活動までやってたようだ。まあ、不当な関税抜け対策とか、自国の自動車産業の保護とかイロイロ言われているんだが、そういう「ニュース」な方面で無い部分で、ちょっとネタ的なことが拾えたんで今回はそれを使う。
日本車ってのはやはり信頼性のあるブランドなようで、海外でも中古の日本車の市場というのはちゃんとある。トラックやバンなど汎用性のある車はどんな国でも重宝されるし、RV車なんかも某ソ連製ロケット弾を愛用する人たちに好評だ(一時期にはニュースにもなった)。
ところで、自分の車を中古車として手放した事がある人は解るかと思うが、自動車の改造箇所や故障箇所というのは、元に戻したり治したりして売るより治さず売った方がお得な場合が多い(修理費用>査定アップ金額ということ)。
塗装も同様で、一台まるごと塗りなおしたりするとン十万円、などということもある。
まあ、そうした理由もあって、塗りなおす必要があったりすれば日本人は企業マークや宣伝文句の入った中古車を買おうとも思わないのだろうが、海外の市場は違う
拾ったり聞きまわったりした話ではあるが、クロ○コヤ○トの宅急便が南の島を爆走していたり、ホカ弁のバンがイラク走ってたとか、黒い車体に金文字で北の方の領土うんぬんと書かれたヤツがロシアで走っていたりするらしい。俺自身、サイパン島で日本の運送会社のトラック(日本の駐車許可のステッカーが貼ってあった)を見たことがある。まあ、これらは中古流通以外に支援ということで譲られた車両もあるようだが。

最近は漢字がクールだとか言ってイレズミにしちゃう人も増えていると言うが、そのうち日本の商用車デザインはイケてるとか考え出す人も出てくるんじゃあなかろうか…実際、アジアでミョーな日本語がプリントされたTシャツが出回ってたりするし…。
想像するとヤだなジャパニーズ商業デザイン車に乗ってブイブイいわすティーンエイジャー。

…日本のアフォVIPカーを超えるやも知れん
09月28日付 朝日新聞の報道「エアガン・改造銃か?弾は車内で発見されず 阪和道発砲」へのコメント:

夕方のニュースでは、またぞろ批判の特集組んでやがったし、普段なら電波に乗せていないであろう、改造パーツ業者の摘発もバンバン流していたな。まあ、違法な改造パーツを流通させる業者なんてのは、業界の首を絞めるようなマネをしているんだからいくら摘発してくれたって良いのだが、必要以上に煽るような報道は避けていただきたいモンである。
エアガンに限らず、反対派というのはこうした潮流に便乗した妄言を巻き散らかすのが常だからな。

さて、今日は「違法改造などされていない、箱出し状態のエアガンの破壊力というのはどの程度のモノなのか」ってネタだ。

某ニュース番組ではOILなんぞを入れる缶を売ってヘコませ「凄い威力です」みたいな馬鹿を抜かしていたが、ああいう缶の素材は金属としてはフニャフニャな部類で、円筒形という形状で全体の強度を出しているだけ(捨ててあるやつを横にして、軽く踏んでみればわかる)。箸でつつけば同じようなヘコみが簡単に作れるぐらいヤワだ。金属をヘコますなどというとインパクトがあるので使っていただけ:-P

実際、まったく改造などしていない玩具のエアガンというのは、発射する弾丸も6mm弾で0.2グラム程度(1円玉の約2割の重さ)の軽量な樹脂製で、10メートルも離れれば正対してダンボールも撃ち抜けない、といった物がほとんど。大型の電動タイプやガス圧タイプでも、近距離でダンボール2、3枚を貫けるかどうか、といったレベルだ(マトが斜めになっていると弾かれることすらある)。過去、整備しようとして暴発させ、3メートルていどの距離から自宅の窓を撃ってしまったことがあるが、サッシのガラスにはヒビも入らなかった。全くの銃口無距離で撃てば割れるだろうという恐怖感はあるが…
それでもン十メートルと飛距離が出るのは、弾にドライブ・スピンをかける機構が備わっているからに過ぎない。過去のブームで違法改造が問題になって以来、メーカーはパワーを上げずにポテンシャルを引き上げる方法を模索してきたと言える。
もちろん、安全だから撃ってもいいと言っているわけではない。
これだって目などに当たれば十分危険。人や動物に向けるのは言語道断だが、それでも報道のように、車の窓ガラスをバラバラに破砕する威力など出ないのがホビーとしてのエアガンの実態だ。

まあ、外見が外見なオモチャだし、先入観的な嫌悪でとにかく目に付く自分が嫌いなものすべて滅ぼすのが正義だと勘違いしているPTAのおかぁさま方は、こういう報道大好きだろーけどな…。
とにかく、迅速な捜査の進展を願うばかりだ。

や、やっとかよ…

2005年9月19日
なぜかショートカットから日記につながらなくなってたけど…

一ヶ月ぐらいかなぁ…検索ページからBLOG名ヒットさせて入るつー手段を思い付くまでにかかった時間は(なんだそりゃ)

まぁお腹に溜まったものもあるにはあるんだけど…ソレばっか書くとまた嫌ァな感じなテキスト群が膨らんでいきそうなんで、ボチボチと、だな…
人生経験増えてない割りにネタになるような代物はあったりするから、ほんとどーしよーもないけど…
なんか介護の心構えみたいなタイトルになってるな…(笑)

より正確にするなら「ストップ・ザ『私達のために』がんばりましょう」ってとこか。

ここんとこ日記に書いてなかったものの、休日の犬の散歩には良く行っている。例の公園だ。犬とセットでないと思い出してもらえないが顔見知りもできた。時節がらなのか、生まれた子犬を公園デビューという人も多く、それなりに楽しんでいる。
さて、ある時、初めて出会う熟年のご夫婦にこんな話をされた

「○○公園(俺の行く公園ではない)にドッグラン(犬を自由にさせられる区域)を作るために署名を集めています」

だそうだ。

別に強引なとか怪しいとかそういう人たちでは決してなかったのだが、拒否した。
まさか小心者の俺が面と向かってガーガー言ったワケではなく「思想信条の問題で署名などはしない事にしている」と誤魔化したのだが、腹の中には暗いモノがあった。
俺の行く公園は犬の引き綱を放すことは禁止であり、好き勝手に駆けずり回らせていると園内放送で大々的につないどけと言われる
まぁそれでもつながないバ飼い主がいるせいか、公園の右と左で犬連れとそうでない人とで別れてしまっているのだが。

そういう状態を踏まえて、もともと設定されていなかったドッグランを後から作れ、という事のために動いている署名に俺の名前は入れたくなかった。
きっとこの活動に賛同する人間は、まず普通に嘆願したのを拒絶されて署名という数の暴力に打って出たのだろう。
それが通ればまるで英雄だ。「私達は役所を打ち負かし夢をかなえた」ってなモンだ。
そして、それもまた拒絶されれば「役所は冷酷だ」とくだらない妄言を撒き散らす。

「犬が自由に走れないのは可哀そう」
だからドッグラン開設の運動って…
じゃあもとからドッグランのある場所まで連れてってやれよ。
そこで舌垂らしてハァハァ言うまで好きにさせてやればいい。
「連れて行くのはいろいろな都合から見て無理だ」
なら飼ってはいけないだろう。それが家族の一員に犬を迎えるってことだと思う。

どうしてこう…「下」にいる自分達を自虐的に美化して「上」にある存在を悪役扱いするような論調が好きなんだろう。「みんなのための活動」のつもりで、結局は自分の都合をゴリ押すだけだってのに…
なんか、いっぺん徹底的に話し合ってみたい人たちではあるけどな(笑)
そして俺を悪役にしてヤツラはまた盛り上がる

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